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キビタキ (2013年4月18日)

今朝8時ごろ、ひるがの高原スキー場近くの雑木林で、キビタキのさえずりを聞きました。

オオジシギのディスプレイフライト (2013年4月18日)

昨晩、9時半ごろ、あやめ沢湿原周辺で2羽のオオジシギのディスプレイフライトを確認しました。

今朝のさわやか自然百景 (2013年4月14日)

今朝のNHKのさわやか自然百景は、カルスト台地で有名な山口県の秋吉台でした。植生は石灰岩地に広がる草原です。石灰岩地なので元々木は育ちにくいと思うのですが、野焼きも行っているので、人間の手で維持されている半自然草原なのかもしれません。番組では、幼虫がスミレを食草とする蝶「オオウラギンヒョウモン」を取り上げていました。ひるがの湿原植物園では、ウラギンヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンは見たことがありますが、オオウラギンヒョウモンは見たことがありません。いずれも、幼虫はスミレ類を食草とするようです。そういえば、園内の芝生にはスミレが生えています。

マツムシソウに止まるウラギンヒョウモン(2011年9月13日、園内で撮影)


オカトラノオに止まるオオウラギンスジヒョウモン(2010年7月20日 園内で撮影)


芝生のスミレ(2011/5/24 園内で撮影)

モズ (2013年4月14日)

今年はウグイスは来ているけど、まだ、モズはひるがのまで上って来ないなあと思いながら園内を歩いていると、近くからキチキチキチというどこかで聞いた声が。声の主を探すと植物園の裏手にある電線に止まっているモズでした。モズは、ふつう秋になると高鳴きと呼ばれる鳴き声で縄張りを宣言し、そのまま春まで縄張りを維持します。でも、ひるがの高原は、冬は雪が多くえさが採れないので、雪のない低地の方まで下っていくようです。そして、春になると戻ってきます。4月下旬になると、毎朝、オスの求愛の声が聞こえてきます。

あやめ沢湿原のモズのつがい

あやめ沢湿原のモズのつがい(昨年の4月29日に撮影)

ところで、昨日、見たオオジシギは今日もミズバショウ池にいました。近づくと慌てて低く飛んでいきました。湿原の中を歩いていると、数メートル先の水路の方からまた飛び立って、植物園横の藪の中に逃げ込みました。二回も遭遇したけど、今日も写真は撮れませんでした。

オオジシギ(たぶん)やってきました。 (2013年4月13日)

今朝も雪がうっすらと積もっていた開園前の園内でミズバショウ池に近づいたところ、「ゲッ」という鳴き声とともに突然1羽の鳥が飛び立ちました。あまりに咄嗟だったので、写真を撮る間も双眼鏡を覗く間もありませんでしたが、肉眼でも特徴的なくちばしや全体のシルエットははっきりと確認できました。ひるがの高原での、今年、最初のジシギ類の確認です。おそらく、オオジシギです。ディスプレイフライトはまだ確認できていません。
オオジシギは、日本列島付近で見られるジシギ類4種(オオジシギ、チュウジシギ、ハリオシギ、タシギ)の中では唯一日本で繁殖を行います。日本にはオーストラリア東岸地域から4月ごろ渡って来て、秋には帰って行く鳥(夏鳥)です。本州の中部地方以北から北海道で繁殖するとされています。ひるがの高原は、近年、岐阜県下では唯一の繁殖が確認されている場所です。牧草地のような草原、湿原と湿原周囲の低木林が広がっていることが繁殖地として適しているのだと考えられます。縄張りは、ひるがの高原から板橋地区(ひるがの高原スキー場の東側に広がる地区)や上野高原(牧歌の里やひるがの高原サービスエリアがある地区)の範囲に、6~7個所程度あると考えられています。例年4月下旬~7月上旬に、縄張りの周辺で特徴的なディスプレイフライトを行います。
ところで、今ごろの時期は、冬鳥と夏鳥の入れ替わりの時期で、今朝も渡り前のカシラダカのさえずりやジョウビタキの声が聞かれたり、北帰行途中で立ち寄ったと思われるマガモの姿が植物園の池で見られたりしました。

電柱に止まるオオジシギ

電柱に止まるオオジシギ(昨年の7月10日に撮影)

雪景色 (2013年4月11日)

4月に入ってから2度目の雪景色です。もうミズバショウも咲いているのですが、今週は寒い日が続いています。

ひるがの湿原植物園のスイレン池(4/11)


ひるがの湿原植物園のスイレン池(4/11)

ひるがの高原の自然情報 (2013年4月10日)

ミズバショウ 今年は例年より早いようです。天然記念物指定地Bの湿原では、10株以上見られます。また、ポケットパークの湿原でも数株が見られます。(2013/4/9)
ザゼンソウ 天然記念物指定地Bの湿原、ポケットパークの湿原でかなりの数の株が見られます。(2013/4/9)
ワタスゲ 花(綿ではないです)が、ポケットパークの湿原で見られます。(2013/4/9)

あやめ沢湿原、ひるがの湿原植物園は整備中および開園前準備中です。(2013/4/9)

ツバメ 数羽が鳴きながら飛び回っているのを確認しました。(2013/4/9)
ウグイス ホーホケキョとさえずっています。3日ほど前からさえずりが聞こえたそうです。(2013/4/9)

ポケットパークの湿原の様子(2013/4/9)

ポケットパークの湿原のミズバショウ(2013/4/9)

ミズバショウ(2013/4/9)

ミズバショウ(2013/4/9)

ザゼンソウ(2013/4/9)

ワタスゲ(2013/4/9)。花の時期は、このように目立たない。綿が見られるのは5月中旬以降。

今咲いている花の写真 (2012年9月20日)

湿原では、晩秋の花であるエゾリンドウ、イワショウブ、ヤマラッキョウ、ウメバチソウが咲き始めました。

アカバナの花

アカバナ。花ではなく葉っぱが赤くなるので赤花といいます。

シラヒゲソウの花

シラヒゲソウ。湿った場所に生える多年草。

マツムシソウの花

マツムシソウ。草地に生える二年草。

エゾリンドウの花

エゾリンドウ。湿原に生える多年草。

ニッポンイヌノヒゲ

ニッポンイヌノヒゲ。既に花は終わっているようです。ホシクサ科の一年草。

アケボノソウの花

アケボノソウ。湿った場所に生える二年草。

今週咲いている花の写真 (2012年8月24日)

開花情報ですが、ほぼ一月ぶりの8月に入って最初の更新となってしまいました。調査はしていたので、8月の3回分の調査を掲載してあります。いつの間にか、お盆も過ぎ、夏の甲子園も終わってしまいました。花も夏の花から、秋の花に替わりつつあります。

アカバナ

アカバナ。花が終わりに近づくと、茎の下の方から赤く色づいてゆく。

シラヒゲソウ

シラヒゲソウ。花弁がヒゲのように切れ込むのが特徴。ウメバチソウの仲間。

ナガボノアカワレモコウ

ナガボノアカワレモコウ。ワレモコウより花穂が長い。

ビッチュウフウロ

ビッチュウフウロ。

オミナエシ

オミナエシ。秋の七草の一つ。

ヒツジグサ

ヒツジグサ。日本の野生のスイレンの仲間。花はお昼頃に開き夕方には閉じてしまう。

アキカラマツ

アキカラマツ。草地に生える多年草。

ミズオトギリ

ミズオトギリ。夕方から咲き始める。オトギリソウの仲間だが、花の色は黄色ではなくピンク色。

マツムシソウ

マツムシソウ。草原、草地に生える二年草。

オオジシギ (2012年8月2日)

ミズバショウ池で写真を撮っていたら、2mくらい先の池の中からものすごい勢いで1羽の鳥が飛び立ちました。飛び立つ際の最初の羽音が「ブンッ」て感じで鳥とは思えない音でした。よほど慌てていたのでしょうね。その後グェと一声鳴いて、園外に飛んでいきました。姿から判断するとオオジシギだったようです。ディスプレイフライトは7月15日の夕方に聞いたのが最後です。その翌日ぐらいから鳴き声も姿も確認できていませんでした。実は、8月に入ってからひるがのでオオジシギをはっきりと見たのは今回が初めてでした。いつひるがのから南に渡って行くのかもはっきりと分かっていません。鳴いていないオオジシギを見つけるのは難しいですね。

迷子?の鳩 (2012年8月2日)

昨日の午前中、園内に見慣れない鳩がいました。模様が変わっていますし飛び方がぎごちないので最初はキジバトの若鳥?だと思ったのですが、撮った写真を拡大してみると、右脚に白色とオレンジ色の輪がついていました。昼過ぎまでいたようですが、このブログを見て心当たりの方は、高鷲観光協会0575-73-2241または0575-72-5000までご連絡下さい。

迷子?の鳩

迷子?の鳩。足環が2個付いています。

迷子?の鳩の足環

迷子?の鳩の足環

ノリウツギ (2012年8月2日)

 ノリウツギはアジサイの仲間ですが、花の集まり(花序)の形が他のアジサイの仲間と違うので、ウツギの仲間にされてしまったようです。
 花の香りは私にはあまり良くは感じられないですが、虫たちはこの香りに誘われるのか、いろいろな種類がやってきます。ミツバチやハナバチの仲間、ハナアブの仲間、ハナムグリの仲間、蝶の仲間、ハナカミキリの仲間、そして、花にやってくる小さな虫たちを獲物として狙っているハナグモの仲間などです。
 花を良く見ると大きな花びらの付いている花と、小さな花びらの花の2種類あります。大きな花びらの花には種子が出来ません。小さな花びらの花には雄しべと雌しべがあり種子も出来ます。大きな花びらは「飾り花」または「装飾花」と呼ばれ、花が遠くからでも目立つようについているのだと考えられています。
 小さな花びらの花が終わると、飾り花の花びらは下を向いて裏返しになるようです。花が終わったことを虫たちに知らせるかのように裏返しにしているみたいで面白いですね。

ノリウツギに止まるハナムグリの仲間

ノリウツギに止まるハナムグリの仲間

ノリウツギに止まるハナムグリの仲間

ノリウツギに止まるハナムグリの仲間

ノリウツギに止まるバッタの仲間

ノリウツギに止まるバッタの仲間

ノリウツギに止まるハナカミキリの仲間

ノリウツギに止まるハナカミキリの仲間

ノリウツギに止まった蝶

ノリウツギに止まった蝶

ノリウツギ。咲いている状態。

ノリウツギ。咲いている状態。

ノリウツギの花の終わった状態。

ノリウツギの花の終わった状態。

お問い合わせはこちらへ
岐阜県郡上市高鷲町/高鷲観光協会
TEL 0575-73-2241(開園中)0575-72-5000(冬 季)
開園時間:午前9時~午後4時半
開園期間:4月下旬~10月上旬(定休日無)※変更の場合あり