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今週咲いている花の写真 (2012年8月2日)

ミカヅキグサ

ミカヅキグサ。カヤツリグサ科の植物の花は花びらがなく、小さくて目立たないものが多いが、ミカヅキグサは湿原の中で白い花がよく目に付きます。

ノカンゾウ

ノカンゾウ。ひるがの高原では、草地や湿原にニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の代わりにノカンゾウが群落を作ります。

コオニユリ

コオニユリ。オニユリと違いムカゴはつかないです。

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ。ノカンゾウに似ていますが、こちらは林の縁によく見られます。園内の芝生の花壇にあります。ノカンゾウより花びらが多いのが特徴。

オトギリソウ

オトギリソウ。鷹匠の兄弟の話から、弟切草というぶっそうな名前がついています。

サワギキョウ

サワギキョウ。まだ咲き始めです。湿原内の水路やミズバショウ池に生えています。

ひるがの高原のホタル (2012年7月21日)

ゲンジボタルの雄

ゲンジボタルの雄。体長は13mmほど。

ゲンジボタルの雄

ゲンジボタルの雄。後方から2節が発光する。

ゲンジボタルの雌

ゲンジボタルの雌。背側からみると大きさ以外、雄との違いは分からない。

ゲンジボタルの雌

ゲンジボタルの雌。体長は17mmほど。発光するのは、第2節のみ。

7月に3回実施されたナイトウォークですが、のべ80人程度の方にご参加いただきまして、大変、ありがとうございました。今年がはじめての試みだったため、特に1回目参加された方は、あまり多くのホタルをお見せできなくて申し訳御座いませんでした。ホタルについてですが、ひるがの高原では、例年6月の下旬頃に、分水嶺公園や水路沿いや川沿いで飛び始めます。この出始めの頃のホタルは、ゲンジボタルの雄のようです。手元の参考書によると、ゲンジボタルは、雄の方が雌よりも早く出始めるようです。自宅の近くの水路では、今年の7月2日に採取したホタルはゲンジボタルの雄、7月19日に採取したホタルはゲンジボタルの雌でした。ゲンジボタルの雄と雌の違いですが、雄は体長が12-13mm程度、雌は17-20mm程度と雌の方が大きく、発光する場所にも違いがあり、雄は腹部の後方から第1節と第2節ですが、雌は第2節のみです。ナイトウォークの2週目の7月14日と7月15日には、湿原植物園内でヘイケボタルも見られました。ヘイケボタルは体長10mm程度、光の点滅はゲンジボタルと比べて速く光も弱いです。

今咲いている花の写真(7月19日) (2012年7月21日)

ヒツジグサの花

ヒツジグサの花

イヌゴマの花

イヌゴマの花

水路沿いのシモツケソウ

水路沿いのシモツケソウ

モウセンゴケの花

モウセンゴケの花

シュロソウの花

シュロソウの花

オオジシギ (2012年7月10日)

電柱に止まるオオジシギ

電柱に止まるオオジシギ

一昨日の夕方、電柱の上で鳴いていたオオジシギを撮影しました。最近、朝方と夕方によく声を聞きます。毎年、梅雨が明けるころには、いつの間にか姿を見なくなります。

オオジシギは、4月頃、オーストラリアの東海岸あたりから本州中部地方以北、北海道へ渡ってくる渡り鳥です。ひるがの高原およびその周辺は、岐阜県下では、おそらく唯一の繁殖地で、ほぼ毎年、ひるがの高原内で5箇所、板橋で1箇所、上野で1箇所の計7箇所のなわばりが確認されています。ひるがの湿原植物園周辺もなわばりの一つです。残念ながらどのなわばりも、ほとんどが私有地であり、将来にわたって維持されていく見通しはまだ立っていません。岐阜県のレッドデータ(絶滅のおそれのある種のリスト)にも、絶滅危惧Ⅱ類として掲載されています。

セミの声 (2012年7月10日)

昨日(7月9日)、夕方の散歩中に自宅近くで今年最初のヒグラシの声を聞きました。自宅の近くでは先週まではハルゼミが鳴いていたのですが、今週に入ってハルゼミの声は聞かれなくなりました。少し標高の高い場所で鳴いていたエゾハルゼミもいつのまにか声がしなくなったなあと思っていたら、今朝はニーニーゼミが鳴いていました。こちらも今年初めて聞きました。もう夏なんだなあと思いました。

モウセンゴケ (2012年7月10日)

モウセンゴケ

モウセンゴケ

湿原内の木道沿いには、ところどころにモウセンゴケが生えています。モウセンゴケは食虫植物として有名ですが、虫だけを食べて生きているわけではなく、他の植物と同じように、根から水分と栄養分を吸収し、昼間は日光を受け、葉から二酸化炭素を吸収し光合成を行っています。虫を食べるといっても口があるわけではなく、葉っぱに赤色の毛が生えており、この毛の先にねばねばした液体がつき、ここに虫がつくと引っ付いて離れられなくなります。そのうちに、葉っぱがとらわれた虫を包み込むように閉じ、消化液を出して溶かして吸収してしまうということです。
名前の「もうせん」というのは漢字で書くと「毛氈」、つまり敷物のことです。他の草があまり生えないような場所に、一面を赤い毛氈のように覆うので、「もうせんごけ」という名が付きました。花は直径が1cmぐらいの白い花です。今の時期は、花のつく茎が伸び始めてきたところです。花茎の先端がゼンマイのように丸まっているのがかわいらしいです。

今咲いている花の写真(7月9日) (2012年7月10日)

ヤマホタルブクロの花

ヤマホタルブクロの花

クサレダマの花

クサレダマの花

シモツケソウの花

シモツケソウの花

ミズチドリの花

ミズチドリの花

ノリウツギの花

ノリウツギの花

ノハナショウブの花

ノハナショウブの花

キンコウカの群落

キンコウカの群落

キンコウカの花

キンコウカの花

トキソウ (2012年6月22日)

園内の湿原でトキソウが咲いています。以前は木道の近くにあったのですが、新しい木道に付け替えたので、遠くなってしまいました。写真も500mm(35mm換算で750mm)の超望遠レンズで撮っています。でも、人の影響が少なくなったせいなのか、株数はかなり増えています。トキソウは、ひるがの高原でも希少種になってしまいました。どうか湿原には入らないで遠くから見守って下さい。

トキソウの花

トキソウの花

今咲いている花の写真(6月22日) (2012年6月22日)

ササユリの花

ササユリの花

ノアザミの花

ノアザミの花

カキツバタの花

カキツバタの花

キンコウカの花

キンコウカの花

ホトトギスもやってきました。 (2012年5月27日)

昨日の夕方、植物園で開花状況を調べていたところ、遠くからホトトギスの声が聞こえてきました。19日のカッコウからちょうど1週間後でした。

ノジコとアオジ (2012年5月24日)

ひるがの高原には姿やさえずりが互いに良く似たアオジとノジコがいます。さえずっている場所も似ていますが、ひるがの高原ではアオジは湿原の周辺の木がまばらに生えている場所の少し高い木の頂き、ノジコは谷沿いの林の縁の木の枝に止まってさえずっていることが多いです。たまに同じ場所で違う日に行くとアオジとノジコが入れ替わっているときもあります。アオジは4月から、ノジコは5月に入ってからさえずりが聞こえてきます。

ノジコ

ノジコ

蝶と蛾 (2012年5月24日)

昨日、ギフチョウ撮影のお供の最中に撮った蝶と蛾です。
スジグロシロチョウは、今の時期に道端でたくさん咲いているハクサンハタザオの花に吸蜜に来ていました。
他は、別荘のお庭のシバザクラで撮影したものです。

スジグロシロチョウ

スジグロシロチョウ

ミヤマセセリ

ミヤマセセリ

クロスキバホウジャク

クロスキバホウジャク

ミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハ

ギフチョウ

ギフチョウ

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岐阜県郡上市高鷲町/高鷲観光協会
TEL 0575-73-2241(開園中)0575-72-5000(冬 季)
開園時間:午前9時~午後4時半
開園期間:4月下旬~10月上旬(定休日無)※変更の場合あり